2017-02-08 第193回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第1号
しかしAPECは、御存じのとおり、非拘束の原則に基づく組織でございますので、APEC内でのFTAAP交渉は非常に難しいというふうにアメリカは判断し、方向転換し、二〇〇八年、APECの外のTPPに参加し、TPPの拡大を通じてFTAAPの実現を目指すことになったわけでございます。
しかしAPECは、御存じのとおり、非拘束の原則に基づく組織でございますので、APEC内でのFTAAP交渉は非常に難しいというふうにアメリカは判断し、方向転換し、二〇〇八年、APECの外のTPPに参加し、TPPの拡大を通じてFTAAPの実現を目指すことになったわけでございます。
今後、日本がTPPをてこにして日中韓FTAを大きく前進させ、あわせてRCEPやその先にあるFTAAP交渉を牽引していく、そのことは、東アジアにレベルの高い自由経済圏を形成するとともに、将来的には中国も含めたアジア太平洋地域の平和と安定に重要な役割を果たしていくのではないか。 私もそういうふうに考えますが、この部分についていかがでしょうか。岸田外務大臣の御見解を伺いたいというふうに思います。